COLUMN EAST TOKYO by IKEGAMI at ARTIST-UNION

一之橋

2015.12.18

アーティストユニオンのイケガミです。

日頃から「おそらく観光客かな?」と思われるような人を多く見かける両国界隈ですが、12月になるとその数が一層増える気がします。
理由は12月15日に起きた出来事。
そう、赤穂浪士の吉良邸討ち入りの日があるからです。
両国を案内するボランティアのガイドさんに説明を聞きながら、皆さん真剣な顔で歩いて回っています。

今回はそんな人たちが立ち寄るであろう場所の1つ、一之橋をご紹介します。

一之橋の名は江戸時代に名づけられたそうです。
隅田川から分かれる竪川にかかる一つ目の橋、ということで一之橋。
(そのまま竪川を錦糸町方面へ歩いていくと、二之橋、三之橋…と続きます。)
この橋は、赤穂浪士たちが吉良邸討ち入り後に泉岳寺へ向かう途中、最初に渡った橋として有名だそうです。
本当は両国橋を渡って泉岳寺へ向かうつもりが、その日は大名たちが江戸城へ登城しなければならない日だったそうで、ルート変更したんだとか。
浪士たちはその後永代橋を渡って泉岳寺を目指したそうです。

いろいろなエピソードを聞きながら眺めると、コンクリートで固められ、マンションなどのビルが立ち並ぶ現代の風景に当時の光景が浮かんできそうな気もします。

そんな一之橋が架かる竪川では、現在両岸に遊歩道のようなものを建設中です。
まだ完成していないので詳細は不明ですが、おそらく来年あたり完成したら自由に歩けるようになるのでしょうか?
船着き場のようなものもあるので、今まで以上に船の行き来も増えるのでしょうか。

江戸時代の竪川の両岸には、全国各地から船で運ばれてきた品々を取り扱う商家やその土蔵などが立ち並んでいたそうです。
つまり橋を含め周辺を行きかう人もたくさんいて、にぎわった地域だったとか。
今はすっかり住宅街になっていますが、遊歩道が整備されたら、昔とは違った形ではありますが、また人々に親しまれる身近な川になるのかしらと思いを馳せたりしています。

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