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Newsスタッフコラム
今回紹介する書籍は、北方謙三の『水滸伝』です。
『水滸伝』は、明代の中国で書かれた長編白話小説、『西遊記』『三国志演義』『金瓶梅』とともに「四大奇書」に数えられています。
十二世紀の中国、北宋末期。
様々な事情で世間からはじき出された好漢108人が、大小の戦いを経て梁山泊と呼ばれる自然の要塞に集結。
彼らはやがて、悪徳官吏を打倒し、国を救うことを目指すようになる。
というのが本来のあらすじですが、全体を再構成し、独自の解釈と創作を加えてあるため、原典とはほぼ別物になっています。
『水滸伝』『楊令伝』『岳飛伝』の三部作からなる大水滸伝シリーズの第一部にあたり、三部作併せると全51巻になります。
とにかく人物が面白く、108人に敵方を合わせたらさらに膨大な人数の登場人物が、すべて生き生きとしていて、最後までだれずに読み切れる大長編としておすすめです。