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Newsスタッフコラム

IT業界における「人材不足」の課題

日本のIT業界の市場規模が拡大する一方で、懸念されているのがIT人材の不足です。経済産業省のレポートによると、2025年には43万人のIT人材が不足すると予想されています(2025年の崖)。

IT市場の急成長により、多くの企業においてIoTやクラウドなどの新たな技術を利用するようになりました。一方で、日本では既存のシステム(レガシーシステム)から脱却できていない企業が多く、その保守・運用に貴重なIT人材が割り当てられてる状況です。

その結果、現在すでに日本ではIT人材が慢性的に不足しています。さらに、少子高齢化による労働人口の減少も深刻です。少子化による若年層人口の減少とIT業界の市場規模の拡大が同時に起こっている中、人材不足はますます問題となっていくでしょう。

しかしながらここで注視することがあります。それは、IT人材の不足が加速化する中で、需要が減少していく領域もあるということです。AIによる技術革新や従来のオンプレスからクラウドへの変化などにより、需要が減る技術があるということを意識しておかなければなりません。

10年先もIT業界で活躍できる人材になるためには、こうした需要が増える技術、減る技術の動向を把握しながら、求められるスキルを習得し続けることが大切だと思いました。