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Newsスタッフコラム
本来は音楽を紹介すべきなんですが、最近全く聞かなくなってしまったのでSNSの話をします。
記事タイトルに挙げた「Bluesky」はTwitter社の創業者のジャック・ドーシーらが発案した X(旧Twitter)と同様の短文投稿型のSNSです。
※なお、ジャック・ドーシーはすでにBlueskyから離れています
そのBlueskyは以前まで招待したユーザーしか利用できないクローズドβテストを行っていました。そして先日2月6日(現地時間)に招待制が廃止されオープンβテストに移行したことで注目度が高まっており、一部の著名人や企業などもアカウントを作り始めたようです。
大まかな機能はXとほぼ同じです。
移行する意味はあるの?と思われるかと思いますが、プライベートで利用している限りでは以下の部分でXより快適です。
広告以外で収益を得ようとしているので現状Blueskyに広告はありません。余計なものを見ずに済むので利用している分には快適なのですが。
Xの有償ユーザーにはインプレッション数(投稿の閲覧数)に応じて、Xの広告収益が分配されます。
そのため注目度の高い各種公式アカウントや著名人の投稿に対してインプレッション数目当てで無意味な返信を行うボット(プログラムされた自動運用アカウント)が殺到しており、返信欄が機能していないのがXの現状です。
Blueskyにはその収益分配がないためその手のアカウントが存在せず、返信欄が見やすいです。
Xにはアフィリエイト収益目当ての自動投稿アカウントや詐欺まがいの情報商材アカウントなどがあふれていますが、前述のとおりオープンになったことでBlueskyにもその手のアカウントが増えてきました。ただBlueskyではそれらのブロック・ミュートするリストを共有できるため、それらのアカウントが活動しづらくなっています。
これは良いところにも悪いところにもなると思うのですが、注目を得るためだけに犯罪紛いの動画を投稿したりすることができません。
これも善し悪しだと思いますが、BlueskyにはXにあるトレンド機能がないため投稿数の多い話題がなんなのか知るすべがありません。
その分、先ほども挙げたインプレッション目当てのボットが機能しませんし、特定の話題のみが拡散されて同じ内容ばかり見るといったこともありません。
この手のSNSは結局機能面よりも、「誰がいるのか」の方が重要なので各種公式アカウントや著名人などがほとんど移行したとならない限りはXが主体なのは変わらないんだろうなとは思います。
また、個人的に一番気になっているのはどうやってお金にするのだろうかという点です。
使っている側としては快適でよいのですが、結局お金がないとサービスが続きません。
Twitterはそれがうまくいかずに赤字を続けた結果、イーロン・マスクが買収して今に至ります。Blueskyも収益が安定しないと結局同じことになりそうなのですが、その辺りはどうしていくつもりなのか注目していきたいです。