コラム
おすすめMOVIE「国宝」

先日、話題沸騰中の映画『国宝』を観てきました。
原作は吉田修一、監督は李相日という強力タッグが、歌舞伎という閉ざされた世界を舞台に描いた、任侠の息子と梨園の御曹司の壮大な物語。
観終わった今、まず言いたいのは「これは、観客席にいることすら”修行”である」と感じるほどの、凄まじい熱量と緊張感でした。
この映画の最大の魅力は、舞台シーンの迫力とリアリティ。
「芸を極める」という壮絶なテーマを通して、人生の厳しさ、美しさ、そして誰かを愛し、憎むことのすべてが詰まっていました。
主演の吉沢亮さん、ライバル役の横浜流星さんが、歌舞伎の稽古に文字通り命を削って挑んだことが伝わってきて、その「芸」の美しさ、人生の壮絶さに何度も鳥肌が立ちました。
特に、クライマックスの舞台シーンは、まさに圧巻の一言でした。
歌舞伎に詳しくなくても、この俳優陣の気迫と、李相日監督の研ぎ澄まされた演出は、観る者すべてを舞台の熱狂の渦に巻き込みます。
「まさに”100年に一本”の芸道映画だ!」と評価されている本作品。
人生を賭けて何かに挑むことの尊さを、スクリーンを通して体感できる、観るべき一本だと思います。
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